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安心できる安全な内視鏡検査を目指して


内視鏡検査の感染症
内視鏡検査は胃がん・大腸がんの早期発見をする上で素晴らしい成果を発揮し、子宮頸部内視鏡をはじめ今後の医療業界でもその発展が大きく期待されている検査領域です。しかし、内視鏡検査の実施に際し、実は患者様がみえないところで健康被害のリスクが発生しているのをご存知でしょうか。そのリスクとは内視鏡検査による感染症の発生です。
内視鏡検査による感染症の発生について詳しくご説明します。内視鏡検査は口や肛門から内視鏡スコープを挿入し、体内の状況を目視でくまなく観察することができる検査ですが、スコープは体内のあらゆる部位に触れ、様々な菌が検査の際にスコープに付着します。そのため、検査が終わるたびにスコープは洗浄(消毒作業)をしっかりと実施しなければいけません。次の検査の方にも同じスコープを使用することになりますので、この検査の合間に行うスコープの洗浄(消毒作業)を怠ると感染症の発生などの医療事故を引き起こす原因となります。
内視鏡スコープの洗浄作業を行うことは内視鏡クリニックとして当然なことではありますが、非常に残念なことに業界内で徹底しきれておらず感染症の発生が報告されてしまうケースが多々あります。故意にスコープ洗浄の手を抜くような医療機関は論外ですが、洗浄の大切さを意識していても「洗浄をし忘れてしまう」「間違えて他のスコープを洗浄してしまう」などの不注意による洗浄ミスが発生することがあります。また「開院時からやり方を変えていない」というケースは当時としては十分でも感染症への知見・意識の変容に不一致が生じていることがあります。
つまり、内視鏡クリニックとしては感染症を防ぐために、内視鏡スコープの洗浄はしっかりと行いつつ、洗浄状況の管理を徹底することが非常に重要になります。

当院ではオリンパス社・カイゲン社などの洗浄に関する資料を随時更新し、目に見えない安全も追及してまいります。

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