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子宮頸がん検査は何をする?子宮がん検診の内容・流れと子宮体がんとの違い

「子宮頸がん検査では、具体的に何をするのだろう」

 

「どのような検査で、何がわかるのか知っておきたい」。

 

初めての検診や久しぶりの受診を前に、そう感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

子宮頸がんは、初期には自覚症状がほとんどみられないことがある病気です。

 

そのため、症状がない段階から定期的にがん検診を受け、

 

病変を早期に発見することが大切だとされています。

 

このコラムでは、子宮頸がん検査で調べていることや国が推奨する検診の内容、

 

検査で行うこと、異常があった場合の精密検査、予防の考え方について解説します。

 

あわせて、受付から会計までの流れと当日の持ち物・服装もまとめました。

 

 

目次

●子宮頸がん検査とは

●国が推奨する子宮頸がん検診の内容

●子宮頸がん検査で行うこと

●受付から会計までの流れ

●検査で異常があった場合の精密検査

●子宮頸がんの予防:HPVワクチンと定期的な検診

●当日の持ち物・服装と受診前のチェックリスト

●新横浜で子宮頸がん検査を受けるなら

●よくある質問

●まとめ

 

 

 

子宮頸がん検査とは

 

 

子宮頸がん検診では、検査方法に応じて子宮の入り口にあたる子宮頸部の細胞の異常や、

 

高リスク型HPV感染の有無を調べ、

 

子宮頸がんや前がん病変の早期発見につなげます。

 

自治体や職場の案内などでは「子宮がん検診」と表記されることもありますが、

 

国が推奨する対策型検診で対象となっているのは子宮頸部です。

 

 

子宮頸がんとHPVの関係

 

子宮頸がんの主な原因は、ヒトパピローマウイルス(HPV)の持続感染とされています。

 

HPVは主に性的接触によって感染する一般的なウイルスで、

 

感染しても多くの場合は免疫の働きによって自然に排除されます。

 

一方で、感染が長く続くと、数年から十数年かけて「異形成」と呼ばれる前がん病変を経て、

 

子宮頸がんに進行することがあるとされています。

 

日本では、子宮頸がんにより毎年約3,000人が亡くなっているとされています。

 

また、子宮頸がんは20代後半から増え始め、30〜40代で多くみられるとされています。

 

 

検診で早期に発見する意義

 

子宮頸がんは、前がん病変では自覚症状がないことが多く、子宮頸がんが進行すると、

 

不正出血や性交時の出血、おりものの変化などがみられることがあります。 

 

CIN3などの前がん病変やごく早期の子宮頸がんの段階で発見できれば、

 

子宮頸部の一部を円錐状に切除する円錐切除術などにより、

 

子宮を温存できる場合があります。進行した状態で見つかった場合には、

 

子宮を摘出する手術や放射線治療などが必要になることもあり、

 

体への負担や将来の妊娠・出産への影響が大きくなる可能性があります。

参考:国立がん研究センター中央病院「子宮頸がん」

参考:公益社団法人 日本産科婦人科学会「子宮頸がん」

 

 

子宮頸がんと子宮体がんの違い

 

「子宮がん」には、子宮の入り口(子宮頸部)にできる子宮頸がんと、

 

子宮の奥(子宮体部)にできる子宮体がんがあり、発生する場所や原因、

 

検査の方法が異なります。

 

子宮頸がんの多くには高リスク型HPVの持続感染が関わっているとされる一方、

 

子宮体がんは肥満や女性ホルモン(エストロゲン)の影響など、

 

さまざまな要因が関係するとされ 、50〜60代に多くみられる傾向があります。

 

子宮頸がん検診は、子宮頸部以外の婦人科疾患を評価するための検査ではありません。

 

子宮体がんについては、現在、国の指針で定められた対策型のがん検診はありません。

 

不正出血などの症状がある場合には、婦人科を受診し、

 

必要に応じて経腟超音波検査や子宮内膜の細胞診・組織診などを行います。

 

特に閉経後の不正出血は子宮体がんの症状のひとつとして知られているため、

 

量が少なくても早めに受診することが勧められています。

 

 

 

 

 

 

 

 

国が推奨する子宮頸がん検診の内容

 

 

国の指針では、細胞診単独法の場合

 

、20歳以上の女性を対象に2年に1回の受診が基本とされています。

 

一方、HPV検査単独法を導入している自治体では、

 

30〜60歳の方を対象に原則5年に1回実施しています。

 

どちらの方式で実施するかは、自治体によって異なります。

 

横浜市の子宮頸がん検診の対象者と検査方法は、次のとおりです。

 

 

横浜市の子宮頸がん検診の対象と受診間隔

 

対象年齢 検査方法 受診間隔
20〜29歳、61歳以上 細胞診 2年度に1回
30〜60歳 HPV検査(単独法) 原則5年に1回

 

※2026年10月時点。最新の情報は横浜市の公式ページでご確認ください。

 

横浜市では、令和7年(2025年)1月から、

 

国の指針に基づくHPV検査単独法を全国で初めて導入しました。

 

対象年齢などは変更される場合がありますので、受診前に横浜市の公式ページでご確認ください。

 

国が推奨するがん検診の種類や対象は、厚生労働省のページでも紹介されています。

参考:厚生労働省「がん検診」

 

 

 

 

 

 

 

子宮頸がん検査で行うこと

 

 

検査では一般的に、問診のあと腟鏡で子宮頸部を観察し、細胞などの検体を採取します。

 

医療機関や検診の種類によって、内容が一部異なる場合があります。

 

・問診:月経周期や最終月経、妊娠・出産の経験、性交渉の経験の有無、気になる症状などを確認します。

 

・視診:クスコと呼ばれる腟鏡を腟内に挿入し、子宮頸部の状態を目で確認します。

 

・細胞診:子宮頸部の表面をブラシなどで軽くこすり、採取した細胞を顕微鏡で調べます。

 

・HPV検査:子宮頸部から採取した検体で、子宮頸がんの原因となる高リスク型HPVに感染しているかを調べます。HPV検査で陽性となっても、その時点で子宮頸がんと診断されたわけではありません。結果に応じて細胞診や1年後のHPV検査、コルポスコピーなどの追加検査につながります。 

 

・内診(双合診):医療機関によっては、腟内に指を入れ、もう一方の手を下腹部に当てて、子宮の大きさや圧痛、卵巣周辺の腫れなどを確認することがあります。

 

 

症状や診察の内容によっては、経腟超音波検査を追加することもあります。

 

器具を挿入するときの圧迫感や、細胞を採取するときの刺激を感じる方もいらっしゃいますが、感じ方には個人差があります。

 

 

 

 

 

 

 

受付から会計までの流れ

 

 

当日は、受付・問診・着替え・検査・説明・会計の順に進むのが一般的です。

 

内診台を使う一般的な検査と、

 

当院で自費の別検査として行っているインナービュー検査(子宮頸部内視鏡)の流れを並べると、

 

次のようになります。

 

 

 

 

 

受付・問診・会計は共通で、大きな違いは着替えと検査を受ける姿勢です。

 

 

一般的な子宮頸がん検査の場合

 

受付でマイナ保険証または資格確認書と診察券をご提示いただき、

 

問診のあと、医師から検査の説明を受けます。

 

下半身の衣類を脱いで内診台に座り、検査を受けたあと、着替えて会計となります。

 

内診台ではタオルやカーテンを使用し、露出や視線が気にならないよう配慮しています。

 

当院の入口は8時45分に開扉し、お呼び出しは番号札で行っています。

 

事前問診を入力していない場合は来院後にご記入いただくため、

 

予約時間の10分ほど前にお越しください。

 

 

インナービュー検査の場合

 

インナービュー検査は、消化管用の高性能内視鏡を応用し、

 

細いカメラで子宮頸部を観察する検査です。

 

専用の穴あきズボンに着替え、内診台を使わずにベッドで横向きに寝た姿勢で受けるため、

 

足を開く必要はありません。

 

腟内に挿入する器具は直径約10mmで、

 

患者様専用のモニターで映像を確認しながら説明を受けられます。

 

検査中に洗浄しながら観察するため、生理中でも受けていただけます。

 

ただし、出血量によっては医師の判断が必要になる場合があります。

 

緊張や不安が強い方は鎮静剤(静脈麻酔)を使用することも可能で、

 

その場合は検査後に院内で30〜60分程度お休みいただき、

 

翌朝まで自動車や自転車などの運転を控えていただく必要があります。

 

当院のインナービュー検査は、消化器内視鏡専門医である院長が担当し、

 

必要に応じて女性看護師がサポートします。

 

国が対策型検診として推奨する細胞診やHPV検査単独法とは検査方法が異なるため、

 

目的や症状、これまでの検査結果などに応じて必要な検査をご案内します。

■インナービュー検査について

 

 

 

検査で異常があった場合の精密検査

 

 

子宮頸がん検診で「要精密検査」と判定された場合は、

 

前がん病変やがんの有無・程度を詳しく確認するために、精密検査を行います。

 

「要精密検査」と判定されても、その時点でがんと診断されたわけではありません。

 

ただし、前がん病変やがんが見つかる可能性があるため、

 

指示された精密検査を受けることが大切です。

 

一般的な精密検査では、コルポスコープ(腟拡大鏡)で子宮頸部を拡大して観察し、

 

異常が疑われる部分から組織を採取して調べる組織診などが行われます。

 

HPV検査の結果や年齢、これまでの経過などによって、その後の対応は異なります。

 

当院では、検診で異常を指摘された方に対し、インナービュー検査による子宮頸部の観察と、

 

必要に応じた組織採取を行っています。

 

カメラの拡大機能や画像強調機能を用いて観察し、異常が疑われる部分を確認しながら組織を採取します。

 

入院や、より詳しい検査・治療が必要な場合には、提携する総合病院への紹介も可能です。

 

 

 

子宮頸がんの予防:HPVワクチンと定期的な検診

 

 

子宮頸がんの予防には、HPVの感染を防ぐHPVワクチンの接種と、

 

前がん病変の段階で発見するための定期的な検診の両方が大切だとされています。

 

HPVワクチンは、子宮頸がんの原因となるHPVの感染を防ぐ効果が期待されています。

 

ただし、すべての型のHPVを防げるわけではありません。

 

また、HPVワクチンには、すでに感染しているHPVを排除する治療効果はありませんが、

 

未感染のワクチン対象型への感染予防効果は期待されます。

 

そのため、ワクチンを接種した方も、20歳から定期的に検診を受けることが勧められています。

参考:厚生労働省「HPVワクチン」

当院では、9価のHPVワクチン(シルガード9)の接種も行っています。

■子宮頸がん予防ワクチンについて

 

 

 

当日の持ち物・服装と受診前のチェックリスト

 

 

持ち物

 

受診内容に応じて、以下のものをご用意ください。

 

準備できたものからチェックしてご活用ください。

 

・マイナ保険証または資格確認書

 

・診察券(2回目以降の方)

 

・自治体から届いた検診の案内(横浜市のHPV検査では、バーコード付きの受診券シールと本人確認書類が必要とされています)

 

・以前の検査結果(過去に異常を指摘されたことがある方)、お薬手帳

 

・おりものシートや薄いナプキン(細胞を採取した部分から少量の出血がみられることがあるため)

 

 

服装

 

着脱しやすい服装がおすすめです。

 

スカートなど下半身のみ着替えやすい服装を選ぶと、準備の負担を減らせます。

 

タイツやストッキングなどは着脱に時間がかかるため、気になる場合は避けるとよいでしょう。

 

当院の検診では、ガウンの無料貸し出しも行っています。

 

 

受診前の注意点

 

・一般的な子宮頸がん検査は、経血の影響で正確な判定が難しくなる場合があるため、生理中を避けて予約することが推奨されています。

 

・検査前は性交渉を控えるよう案内されることがあります。予約先の医療機関の指示に従ってください。

 

・妊娠中・妊娠の可能性がある場合は、妊娠週数や状況に応じて検査の可否や方法を判断する必要があります。受付や問診で必ずお伝えください。

 

 

 

 

 

 

 

新横浜で子宮頸がん検査を受けるなら

 

 

当院は横浜市と協力して子宮頸がん検診を実施しており、

 

横浜市の検診に加えて、自費の検診や婦人科の診察にも対応しています。

 

 

当院で受けられる主な検査

 

 

 

子宮頸がん検診は、子宮頸部以外の婦人科疾患を評価するための検査ではないため、

 

当院では、必要に応じて子宮や卵巣の状態を確認するための経腟超音波検査をあわせて受けることもおすすめしています。

 

婦人科・乳腺・消化器の検査をまとめて受けられる女性検診コースもご用意しています。

 

 

横浜市の検診を受ける場合

 

横浜市の子宮頸がん検診は、市内の実施医療機関で受けられます。

 

HPV検査を受ける場合は、

 

横浜市から届くバーコード付きの受診券シールと本人確認書類が必要とされています。

 

細胞診などで市の検診用紙がお手元にない場合も、院内に用意があります。

 

必要な書類がわからないときは、事前にお問い合わせください。

参考:横浜市「子宮頸がん検診(HPV検査単独法)」

 

横浜市以外にお住まいの方は、お住まいの自治体の検診制度をご確認ください。

 

当院では、自費の検診として受けていただくこともできます。

 

 

アクセス

 

当院は新横浜スクエアビル11階にあり、

 

東海道新幹線・JR横浜線・横浜市営地下鉄ブルーライン・

 

相鉄新横浜線・東急新横浜線が通る新横浜駅から歩いて通える距離です。

 

仕事帰りや外出のついでにも立ち寄りやすく、鎮静剤を使用する日も電車で来院いただけます。

■婦人科検診・乳腺・消化器内科検診 特設ページ

■当院について(アクセス・初診のご案内)

 

 

 

よくある質問

 

 

Q.性交渉の経験がなくても検診は必要ですか?

 

性交渉の経験がまったくない方は、経験のある方と比べるとHPVに感染する機会が少なく、

 

子宮頸がんを発症するリスクも低いと考えられています。

 

とはいえ、子宮頸がん検診の対象から外れるわけではありません。

 

受診するかどうかは、検査に伴う負担もふまえて、医師に相談しながら決めると安心です。

 

不正出血や下腹部の痛みなどの症状がある場合は、検診ではなく婦人科・産婦人科での診察が必要になることがあります。

 

 

Q.検査は痛いですか?

 

器具を挿入するときに圧迫感などを感じる方もいらっしゃいますが、感じ方には個人差があります。

 

痛みへの不安や、以前の検査がつらかった経験がある場合は、検査前にお伝えください。

■子宮頸がん検査は痛い?原因と痛みを軽減する工夫を医師が解説

■婦人科の内診が怖い方へ|何を確認しているのかと不安を減らす方法を解説

 

 

Q.女性医師に診てもらえますか?

 

当院の婦人科外来は、火曜日・木曜日・金曜日を女性医師が担当しています。

 

水曜日は横浜労災病院からの派遣医師が男女交代制で診療しています。

 

土曜日は第1・第3土曜日が女性医師、第2・第4土曜日が男性医師、第5土曜日は交代制です。

 

担当医が変更となる場合もありますので、女性医師をご希望の場合は、

 

予約時に最新の診療予定をご確認ください。

 

なお、インナービュー検査は院長が担当します。

 

 

Q.同じ日に乳がん検診や胃カメラも受けられますか?

 

当院では婦人科・乳腺外科・消化器内科が連携しているため、

 

子宮頸がん検査と乳がん検診、胃カメラや大腸カメラを同じ日に受けられる場合があります。

 

検査内容によっては事前準備が必要な場合があります。特に大腸カメラを受ける場合は、

 

事前説明や前処置薬のお渡しのため、あらかじめ来院をお願いすることがあります。

 

ご予約時にご相談ください。

■よくあるご質問

 

 

 

 

 

 

 

まとめ

 

 

・子宮頸がん検査は、子宮頸部の細胞の異常や高リスク型HPV感染の有無を調べ、がんや前がん病変の早期発見につなげる検査で、子宮頸部以外の婦人科疾患を評価するための検査ではありません。

 

・子宮体がんには国の指針で定められた対策型検診はなく、不正出血などの症状がある場合は婦人科で必要な検査を受けます。

 

・細胞診単独法では20歳以上を対象に2年に1回、HPV検査単独法を導入している自治体では30〜60歳を対象に原則5年に1回の受診が基本です。

 

・検査では、問診のあと腟鏡で子宮頸部を観察し、細胞などを採取します。

 

・異常を指摘された場合は、コルポスコープなどを用いた精密検査で詳しく確認します。

 

・HPVワクチンによる感染予防と、定期的ながん検診による前がん病変・早期がんの発見の両方が重要です。

 

 

 

インナービュー内視鏡レディースクリニック新横浜は、

 

横浜市港北区新横浜にあり、新横浜駅から徒歩3分です。

 

当院では、横浜市の子宮頸がん検診を含む一般的な検診に加えて、

 

自費の別検査としてインナービュー検査を実施しています。

 

婦人科・消化器内科・乳腺外科の3科が連携して診療を行っているため、

 

どの診療科を受診すればよいかわからない症状についてもご相談いただけます。

 

 

婦人科は火曜日から土曜日まで診療しています。土曜日は週によって担当医や診療内容が異なるため、

 

最新の診療予定をご確認のうえご予約ください。

 

ご予約は電話のほか、LINEやホームページからも受け付けています。

 

「検査で何をするのかわからず、予約をためらっている」「内診台での検査に不安がある」という方も、

 

まずはお気軽にご相談ください。

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TEL 045-478-1371

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※本記事は2026年10月時点の情報をもとに作成しています。

 

制度や診療体制は変更される場合がありますので、受診時には最新の情報をご確認ください。

監修:インナービュー内視鏡レディースクリニック新横浜 院長 田淵 晃大