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子宮頸がん検診が恥ずかしいと感じる理由と受診時の工夫を医師が解説

「子宮頸がん検診を受けたほうがいいとわかっているけれど、恥ずかしくて予約できない」「内診台に上がることを考えると気が重い」。そう感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

子宮頸がん検診は、20歳以上の性的な接触を経験がある方に定期的な受診が推奨されています。細胞診では2年に1回が基本ですが、一部の自治体では30歳以上を対象にHPV検査単独法も導入されており、検査方法によって受診間隔が異なります。

 

その一方で、恥ずかしさや内診への抵抗感から、受診をためらってしまう方もいます。

 

このコラムでは、子宮頸がん検診を恥ずかしいと感じる理由を整理したうえで、受診時の負担を軽くするためにできることについて解説します。

 

 

 

 

 

目次

・恥ずかしいと感じるのは自然なことです

・子宮頸がん検診を恥ずかしいと感じる主な理由

・子宮頸がん検診の恥ずかしさを軽くするためにできること

・足を開く姿勢に抵抗がある方へ、インナービュー検査という選択肢

・よくある質問

・恥ずかしさを理由に検診を諦める必要はありません

 

 

 

 

恥ずかしいと感じるのは自然なことです

 

 

普段は人に見せない部分を診察してもらうことに抵抗を感じるのは、自然な反応です。特に初めて産婦人科を受診する方や、20代で検診の対象年齢になったばかりの方にとっては、何が行われるのかわからないことも不安につながります。

 

病院やクリニック側は、こうした気持ちを前提に検診を行っています。恥ずかしいと感じること自体を、申し訳なく思う必要はありません。

 

一方で、恥ずかしさから受診を先延ばしにすると、症状がない段階で異常を見つける機会も遠のいてしまいます。子宮頸がんは20代後半から増え始め、特に30代から50代で多くなるとされています。若い世代でも発症する可能性がある病気です。

 

がん検診は、症状がない段階で病気を早期に発見することを目的に行われます。進行した状態で見つかった場合には、その後に必要となる治療の内容も変わることがあります。

 

恥ずかしさが理由で検診が後回しになりがちな方こそ、どうすれば負担を減らして受けられるかを考えていくことが大切です。

 

 

子宮頸がん検診を恥ずかしいと感じる主な理由

 

 

恥ずかしさと一言でいっても、その中身は人によって異なります。何に抵抗を感じているのかを分けて考えると、対応できることが見えてきます。

 

なお、検査時の痛みについては別のコラムで解説しています。痛いのではないかという不安が強い方は、あわせてご覧ください。

 

「子宮頸がん検査で痛みを感じる原因と軽減する工夫」
(URL)https://innerview.jp/column/%e5%ad%90%e5%ae%ae%e9%a0%b8%e3%81%8c%e3%82%93%e6%a4%9c%e6%9f%bb%e3%81%af%e7%97%9b%e3%81%84%ef%bc%9f%e5%8e%9f%e5%9b%a0%e3%81%a8%e7%97%9b%e3%81%bf%e3%82%92%e8%bb%bd%e6%b8%9b%e3%81%99%e3%82%8b%e5%b7%a5/

 

 

 

下着を脱ぐこと

 

検診では、下半身の衣類を脱いだ状態で診察を受けます。医療機関によって、診察時の服装や露出への配慮は異なります。

 

当院では、内診台で診察を行う際にはタオルを使用し、子宮頸部内視鏡(インナービュー検査)では専用の穴あきズボンを着用していただいています。できるだけ露出する範囲を抑えながら診察・検査を受けていただけるよう配慮しています。

 

診察時の服装や着替えについて不安がある場合は、事前にスタッフへご相談ください。

 

 

内診台での姿勢

 

一般的な婦人科検診では、内診台に座って足を開いた姿勢で診察を受けます。この姿勢に抵抗を感じる方もいます。

 

医療機関によっては、内診台と医師との間にカーテンを設置したり、タオルなどを使用したりして、診察時の心理的な負担に配慮しています。

 

姿勢そのものに強い抵抗がある場合には、検査方法について事前に相談することもできます。

 

 

医師やスタッフの性別

 

診察する医師の性別を気にする方もいらっしゃいます。医療者側は日常的に診察を行っていますが、受ける側が感じる心理的な負担は別の問題です

。

当院では、女性医師を希望される方が予約しやすいよう、予約サイトからご予約いただく場合は、女性医師の担当日のみを選択できるようにしています。

 

女性医師による診察をご希望の場合は、予約時に担当日をご確認ください。

 

 

問診で聞かれる内容

 

問診では、月経周期や妊娠・出産の経験、性交渉の経験の有無などを確認することがあります。

 

これらは検査や診察を行ううえで必要な情報ですが、質問に答えること自体に抵抗を感じる方もいらっしゃいます。

 

答えにくい項目がある場合は、その旨を医師やスタッフへお伝えください。質問する理由をご説明しながら、検査に必要な範囲で確認します。

 

 

 

 

 

 

 

子宮頸がん検診の恥ずかしさを軽くするためにできること

 

 

服装を工夫する

 

ゆったりしたスカートやワンピースなど、着脱しやすい服装を選ぶと、着替えの負担を減らせる場合があります。

 

受診時の服装に決まりはありませんので、自分ができるだけ落ち着いて診察を受けられる服装を選ぶとよいでしょう。

 

 

事前に不安を伝える

 

受付や問診の際に、検診が初めてで緊張していることや、恥ずかしさが強いことを伝えていただいて構いません。

 

事前に伝えておくことで、検査の流れをより詳しく説明したり、声をかけながら進めたりするなど、対応を調整できる場合があります。

 

言葉にしにくい場合は、問診票の記入欄などに書いておく方法もあります。不安なことや聞きにくいことがあれば、検査前に確認しておきましょう。

 

 

受診のタイミングと担当医を確認しておく

 

会社の健康診断に子宮頸がん検診が含まれている場合や、自治体から検診の案内が届いている場合は、その内容を確認したうえで受診の時期を検討しましょう。

 

女性医師を希望する場合や、検査の流れを事前に知っておきたい場合には、予約時に確認しておくと安心です。

 

当院の婦人科外来は、平日は火曜日・木曜日・金曜日を女性医師が担当しており、水曜日は横浜労災病院所属の医師が診療にあたっています。土曜日は週によって担当が変わり、第1・第3土曜日は女性医師、第2・第4土曜日は男性医師が担当します。

 

代診により担当医が変更となることもありますので、性別の希望がある方は、予約時に診療予定の一覧をご確認ください。

 

 

検査中につらいと感じたら伝える

 

診察が始まってからでも、つらいと感じた場合は我慢せずお伝えください。

 

一度検査を止める、体勢を調整するなど、そのときの状況に応じて対応を検討できる場合があります。

 

 

 

 

 

 

足を開く姿勢に抵抗がある方へ、インナービュー検査という選択肢

 

 

当院では、子宮の入り口にあたる子宮頸部を観察する検査方法の一つとして「インナービュー検査(子宮頸部内視鏡)」を行っています。

 

インナービュー検査は、消化管用の高性能内視鏡を応用し、細いカメラを腟内に挿入して子宮頸部を観察する検査です。

 

国が対策型の子宮頸がん検診として推奨している細胞診やHPV検査単独法とは検査方法が異なるため、目的や症状、これまでの検査結果などに応じて必要な検査をご案内します。

 

当院で行っているインナービュー検査には、次のような特徴があります。

 

 

・内診台を使わず、ベッドで横向きに寝た姿勢で受けられます

・足を開く必要がありません

・腟内に挿入する器具は直径約10mmです

・検査自体は5分程度で、準備や説明を含めても15分ほどです

・患者様専用のモニターで、検査中の映像を確認しながら説明を受けられます

 

 

必要に応じて鎮静剤を使用するオプションもあります

 

緊張感でつらい方には特に鎮静剤の使用がお勧めです。

 

なお、当院のインナービュー検査は院長が担当し、必要に応じて女性看護師がサポートします。

 

担当者について気になることがある場合は、事前にご確認ください。

 

一方で、インナービュー検査で確認できるのは子宮頸部です。卵巣や子宮体部の状態を評価することはできません。

 

子宮筋腫や子宮内膜症など、子宮頸部以外の状態を調べる必要がある場合には、経腟超音波検査など別の検査が必要になります。

 

また、不正出血や気になる症状がある場合には、検診ではなく診察として別の検査が必要になることがあります。

 

すべての方に同じ検査が適しているわけではないため、症状や検査目的に応じて医師と相談しながら選択することが大切です。

 

検査の特徴や費用の詳細については、以下のページでご紹介しています。

■インナービュー検査について
https://innerview.jp/inner-view

■料金表
https://innerview.jp/price

 

 

 

 

 

 

よくある質問

 

 

Q.性交渉の経験がなくても受けたほうがよいですか?

 

性交渉の経験が一度もない方は、性交渉の経験がある方と比べてHPVに感染する可能性が低く、子宮頸がんになるリスクも低いとされています。

 

ただし、性交渉の経験がない方も子宮頸がん検診の対象には含まれています。検診を受けるかどうかは、検査による負担なども含めて医師と相談して検討するとよいでしょう。

 

また、不正出血や痛みなどの症状がある場合は、検診ではなく婦人科での診察が必要になることがあります。

 

 

Q.生理中でも受けられますか?

 

一般的な子宮頸部細胞診では、月経血が判定に影響することがあるため、基本的には月経の量が多い初日2日目などを避けて受診します。

 

出血がある場合には、診察のために血液をぬぐう処置を行うことがあり、その際に痛みを感じる場合があります。

 

刺激や痛みに敏感な方、診察時に痛みが出やすい方は、月経中を避けて受診することをおすすめします。予約日と月経が重なった場合は、ご不安な点も含めて事前にご相談ください。

 

当院のインナービュー検査は検査中に洗浄しますので月経中でも受けていただけます。

 

 

Q.検診前にデリケートゾーンのムダ毛を処理する必要はありますか?

 

特別な処理は必要ありません。

 

子宮頸がん検診を受けるために、デリケートゾーンの毛を剃ったり整えたりする必要はなく、普段どおりの状態で受診していただいて構いません。

 

 

Q.検査の後はどうなりますか?

 

結果がわかる時期は、受けた検査によって異なります。細胞診や組織診などを行った場合は、後日結果を確認します。

 

インナービュー検査では、観察上異常がなければ、その場で結果をご説明できる場合があります。追加の検査が必要な場合には、その後の検査や受診についてご案内します。

 

異常を指摘されても、その時点で子宮頸がんと診断されたわけではありません。結果の意味がわからない場合は、自己判断せず医師へご相談ください。

 

 

恥ずかしさを理由に検診を諦める必要はありません

 

 

子宮頸がん検診への抵抗感には、下着を脱ぐこと、内診台での姿勢、医師やスタッフの性別、問診の内容など、さまざまな要素が関係しています。

 

何に対して抵抗を感じているかがわかると、服装を工夫する、担当医を確認する、検査前に不安を伝える、内診台を使わない検査方法について相談するなど、自分に合った対応を考えやすくなります。

 

当院は、婦人科・消化器内科・乳腺外科の3科が連携して診療を行っています。婦人科の受診が初めての方や、しばらく検診を受けていない方についても、状況をうかがいながら進めます。

 

当院は横浜市港北区新横浜にあり、新横浜駅から徒歩3分です。婦人科は火曜日から土曜日まで診療しています。土曜日は週によって担当医や診療内容が異なるため、最新の診療予定をご確認のうえご予約ください。

 

女性の健康を守るうえで、子宮頸がん検診は一度受けて終わりではなく、定期的に続けていくことが大切です。

 

恥ずかしさや内診への抵抗感から受診を先延ばしにしている方も、まずはお気軽にご相談ください。

 

 

 

 

 

 

お問い合わせ・ご予約はこちら

TEL 045-478-1371

LINEでのご予約
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ホームページからのご予約

https://iv01.reserve.ne.jp/

 

※本記事は2026年9月時点の情報をもとに作成しています。制度や検診の推奨内容は変更される場合がありますので、受診時には最新の情報をご確認ください。

 

監修:インナービュー内視鏡レディースクリニック新横浜 院長 田淵 晃大