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子宮頸がん検査は生理中でも受けられる?検診の適切なタイミングと注意点を解説

「子宮頸がん検診の予約日に生理が重なってしまった」「生理中でも検査は受けられるのだろうか」。

 

そう迷っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

一般的な子宮頸がん検診(細胞診・HPV検査)は、生理中を避けて受けることが推奨されています。

 

一方で、検査方法によっては生理中でも受けられる場合があります。

 

このコラムでは、生理中の検査が結果に与える影響や検診に適したタイミング、検査前に気をつけたいこと、予約日に生理が来てしまったときの対処法について解説します。

 

 

目次

  • 子宮頸がん検査は生理中に受けられる?
  • 子宮頸がん検診に適したタイミング
  • 子宮頸がん検査を受ける前の注意点
  • 予約日に生理が来てしまったときの対処法
  • 生理中でも受けられる子宮頸部内視鏡検査(インナービュー検査)
  • 子宮頸がん検査と生理に関するよくある質問
  • まとめ

 

 

子宮頸がん検査は生理中に受けられる?

 

 

一般的な子宮頸がん検診は、生理(月経)の出血がある期間を避けて受けることが推奨されています。

 

医療機関によっては検査を受けられる場合もありますが、出血の影響で正確な判定が難しくなることがあるためです。

 

 

生理中の細胞診が適さない理由

 

子宮頸がん検診の代表的な方法である細胞診は、子宮の入り口(子宮頸部)の表面をブラシなどで軽くこすり、採取した細胞を顕微鏡で調べる検査です。

 

生理中は月経血などが検体に混ざることで、採取した細胞を適切に評価しにくくなる場合があります。

 

検体が判定に適さないと判断された場合には、後日あらためて検査が必要になることがあります。

 

 

HPV検査も生理中は避けるのが一般的

 

HPV検査は、子宮頸がんの主な原因とされるヒトパピローマウイルス(HPV)に感染しているかを調べる検査です。

 

こちらも子宮頸部から検体を採取するため、出血が多い時期は判定に影響する可能性があります。

 

細胞診と同様に、生理期間を外して受けることが望ましいとされています。

 

 

生理の終わりかけや少量の出血の場合

 

出血の量や続く日数には個人差があります。

 

生理の終わりかけで出血がごく少量であれば、医師の判断で検査を行える場合もありますが、判断の基準は施設や検査方法によって異なります。

 

当院でも、一般的な子宮頸部細胞診は出血の多い時期を避けて受診いただくことをおすすめしています。

 

予約日と生理が重なった場合は、受診前に予約先の医療機関へ確認しておくとよいでしょう。 

 

 

 

 

 

子宮頸がん検診に適したタイミング

 

 

検診を受けるのに適しているのは、生理が完全に終わり、出血がない時期とされています。

 

生理周期が比較的安定している方は、あらかじめ次の生理予定日を確認してからスケジュールを組むと、予約の変更を減らせる場合があります。

 

ホルモンバランスの変化やストレスで周期が乱れやすい方は、出血のない時期に早めに予約を取る、あるいは後述する生理中にも受けられる検査を検討するのも一つの方法です。

 

 

横浜市の子宮頸がん検診の対象と受診間隔

 

横浜市の子宮頸がん検診は、年齢によって検査方法が異なります。

 

対象年齢 検査方法 受診間隔 自己負担額
20〜29歳、61歳以上 細胞診 2年度に1回 1,360円(65歳以上は無料。その他、無料対象となる場合あり)
30〜60歳 HPV検査(単独法) 原則5年に1回 2,000円

 

※横浜市では原則として30歳から5歳刻みの節目年齢で受診します。

ただし、制度導入後の経過期間中は、初回の受診年齢や検査結果によって次回の受診時期が異なります。 

 

初回のHPV検査が陰性の場合も、年齢により次回の受診時期が異なります。

 

横浜市では、令和7年(2025年)1月から、国の指針に基づくHPV検査単独法を全国で初めて導入しました。

 

どちらの検査も子宮頸部から検体を採取するため、生理期間を外して受診するとよいでしょう。

 

対象年齢や自己負担額などは変更される場合がありますので、受診前に横浜市の公式ページでご確認ください。

 

 

 

 

 

子宮頸がん検査を受ける前の注意点

 

 

より正確な検査結果を得るために、生理の時期以外にも気をつけたいことがあります。

 

●検査前の性交渉について:検査前は性交渉を控えるよう案内されることがあります。

予約先の医療機関の指示に従ってください。

 

●腟洗浄は控え、腟剤の使用は医師へ伝える:検査前の腟洗浄は、検体の採取や検査結果に影響する可能性があるため控えましょう。

腟錠などを使用中の方は、事前に医師へお伝えください。 

 

●妊娠中・妊娠の可能性がある方は申告する:妊娠中・妊娠の可能性がある方は申告する:妊娠中の子宮頸がん検診については、妊娠週数やこれまでの受診歴などによって対応が異なります。

妊娠中または妊娠の可能性がある場合は、受付や問診で必ずお伝えください。 

 

●着替えやすい服装で来院する:着脱しやすい服装を選ぶと、着替えの負担を減らせます。 

 

 

 

 

 

予約日に生理が来てしまったときの対処法

 

 

検診の予約日と生理が重なってしまった場合は、まず予約した医療機関に連絡しましょう。

 

生理が終わったあとの日程への変更を案内される場合があります。

 

当院では、お電話のほか、LINEやホームページ(Web予約)からもご予約を受け付けています。

 

当日のキャンセルや変更は、お電話でご連絡ください。

 

自費の別検査としてインナービュー検査を希望される場合も、ご相談いただけます。

 

自治体の検診は受診期限が決まっていることもあるため、期限内に受け直せるかもあわせて確認しておくと安心です。

 

 

不正出血がある場合は検診ではなく診察を

 

生理の時期ではないのに出血がある、性交渉のあとに出血する、といった症状がある場合は注意が必要です。

 

不正出血は、子宮頸がんをはじめとするさまざまな疾患が原因となっている可能性があります。

 

初期の子宮頸がんでは自覚症状がほとんどみられないことがあり、進行すると出血などがみられる場合があるとされています。

 

ただし、これらの症状は子宮頸がん以外の疾患でも起こることがあります。

 

がん検診は、症状がない段階で異常を発見することを目的とした検査です。

 

気になる出血がある場合は、検診の時期を待たずに婦人科を受診してください。

■不正出血について

 

 

 

生理中でも受けられる子宮頸部内視鏡検査(インナービュー検査)

 

 

「仕事の都合で予約を変更しにくい」「生理不順で検診の日程を決めにくい」という方や、内診台での検査につらい経験がある方にとって、

 

子宮頸部内視鏡検査は選択肢の一つになります。

 

当院では、この検査を「インナービュー検査」として実施しています。

 

インナービュー検査は、消化管用の高性能内視鏡を応用し、細いカメラを腟内に挿入して子宮頸部を観察する検査です。

 

国が対策型の子宮頸がん検診として推奨している細胞診やHPV検査単独法とは検査方法が異なるため、目的や症状、これまでの検査結果などに応じて必要な検査をご案内します。

 

 

インナービュー検査の特徴

 

当院で行っているインナービュー検査には、次のような特徴があります。

 

●生理中でも受けられる:検査中に洗浄しながら観察するため、生理中でも受けていただけます。

出血がある場合には、観察のために血液をぬぐったり洗浄したりすることがあります。

その際の刺激で痛みを感じやすい方は、月経中を避けて受診することをおすすめします。

出血量によっては、医師の判断が必要になる場合があります。

 

●横向きの姿勢で、足を開かずに受けられる:内診台を使わず、ベッドで横向きに寝た姿勢で検査を行います。

 

●腟内に挿入する器具は直径約10mm:細いカメラを使用し、挿入時の負担に配慮しています。

 

●モニターで映像を確認できる:患者様専用のモニターで、検査中の映像を確認しながら説明を受けられます。

 

●鎮静剤を使用するオプションがある:緊張や不安が強い方は、鎮静剤(静脈麻酔)を使用して検査を受けることもできます。

鎮静剤を使用した場合は、検査後に院内でしばらくお休みいただき、翌朝まで自転車を含む車などの運転を控えていただく必要があります。

 

当院のインナービュー検査は、消化器内視鏡専門医である院長が担当し、必要に応じて女性看護師がサポートします。

 

担当者について気になることがある場合は、事前にご確認ください。

 

子宮頸部を拡大して観察し、異常が疑われる部分があれば、その場で組織の一部を採取して詳しく調べることもできます。

 

 

インナービュー検査を受ける前に知っておきたいこと

 

インナービュー検査で確認できるのは子宮頸部(子宮の入り口)です。

 

子宮筋腫や卵巣の腫れなど、子宮頸部以外の婦人科疾患を評価する検査ではないため、必要に応じて経腟超音波検査など別の検査を行います。

 

また、HPV検査や子宮体部の細胞診、一部のおりもの検査、ブライダルチェックなど、検査項目によっては月経中を避けていただく場合があります。

 

出血量によっては医師の判断が必要になる場合もあるため、追加の検査を希望される方は、出血の多い日を避けてご予約いただくと安心です。

 

インナービュー検査は自費診療となり、横浜市の子宮頸がん検診とは別の扱いです。

 

すべての方に同じ検査が適しているわけではないため、症状や検査目的に応じて医師と相談しながら選択することが大切です。

 

検査の特徴や費用については、以下のページで詳しくご紹介しています。

■インナービュー検査について

■料金表

■子宮頸がん検査は痛い?原因と痛みを軽減する工夫を医師が解説

 

 

 

 

 

子宮頸がん検査と生理に関するよくある質問

 

 

Q.生理が終わって何日後から受けられますか?

 

出血が完全に止まってから受診するとよいでしょう。受診時期に迷う場合は、医療機関へ事前にご確認ください。

 

Q.生理不順で予定日がわかりません。どうすればよいですか?

 

出血がない時期に早めに予約を取る方法があります。直前に生理が来てしまった場合は、医療機関に連絡して日程を相談しましょう。

 

当院では、自費の別検査として、生理中でも受けられるインナービュー検査を検討することもできます。

 

Q.子宮頸がん検診と一緒に乳がん検診も受けられますか?

 

当院では婦人科・乳腺外科・消化器内科が連携しているため、子宮頸がん検診と乳がん検診、胃カメラや大腸カメラを同じ日に受けられる場合があります。

 

乳房の張りや痛みがある時期は、マンモグラフィで痛みを感じやすいこともあるため、気になる場合は予約時にご相談ください。

 

Q.女性医師に診てもらえますか?

 

当院の婦人科外来は、平日は火曜日・木曜日・金曜日を女性医師が担当しており、水曜日は横浜労災病院からの派遣医師が担当し、男女交代制です。

 

土曜日は、第1・第3土曜日(第5土曜日は交代制)が女性医師、第2・第4土曜日が男性医師の担当です。

 

予約サイトでは、女性医師の担当日に絞って選択することもできます。

 

代診により担当医が変更となることもありますので、ご希望がある場合は予約時に最新の診療予定をご確認ください。

 

なお、インナービュー検査は院長が担当します。

■よくあるご質問

 

 

 

 

 

まとめ

 

 

●一般的な子宮頸がん検診(細胞診・HPV検査)は、経血の影響で正確な判定が難しくなる場合があるため、生理中を避けて受けることが推奨されています。

 

●検診は、生理が終わり、出血がない時期に受けるとよいでしょう。

 

●予約日に生理が重なった場合は、医療機関に連絡して日程を相談しましょう。

 

●不正出血がある場合は、検診を待たずに婦人科で診察を受けることをおすすめします。

 

●当院では、生理中でも受けられる自費の別検査として、子宮頸部内視鏡検査(インナービュー検査)を実施しています。

 

 

子宮頸がんは20代後半から増え始め、特に30代から50代で多くなるとされています。

 

妊娠や出産を考える世代にとっても身近な病気です。

 

HPVワクチンによる予防と、対象年齢になってから定期的に子宮頸がん検診を受けることによる早期発見の両方が大切です。

 

インナービュー内視鏡レディースクリニック新横浜は、横浜市港北区新横浜にあり、新横浜駅から徒歩3分です。

 

当院では、横浜市の子宮頸がん検診を含む一般的な検診に加えて、生理中でも受けられるインナービュー検査を実施しており、

 

HPVワクチン(シルガード9)の接種も行っています。

 

婦人科・消化器内科・乳腺外科の3科が連携して診療を行っているため、どの診療科を受診すればよいかわからない症状についてもご相談いただけます。

 

婦人科は火曜日から土曜日まで診療しています。

 

土曜日は週によって担当医や診療内容が異なるため、最新の診療予定をご確認のうえご予約ください。

 

ご予約は電話のほか、LINEやホームページからも受け付けています。

 

「生理と予約日が重なりそう」「検診の日程が決められない」と心配な方も、どの検査が合うかを含めて、まずはお気軽にご相談ください。

 

→ お問い合わせ・ご予約はこちら

TEL 045-478-1371

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※本記事は2026年10月時点の情報をもとに作成しています。制度や診療体制は変更される場合がありますので、受診時には最新の情報をご確認ください。

監修:インナービュー内視鏡レディースクリニック新横浜 院長 田淵 晃大